[要旨]
第一次大戦で負傷、後半生をベッドで過ごし、ただ「傷」と「運命」を見つめつづけた伝説の詩人ブスケ。ヴァレリー、ヴェイユたちが愛し、ブランショ、ドゥルーズらに深い霊感を与えた奇蹟の言葉、初の日本語訳。
[目次]
第1の書(「あらゆる歌には…」;「この書物は供給源である」 ほか);第2の書(灰のツバメ;「真面目さについてのレッスン」 ほか);第3の書(戦後;年鑑 ほか);幸福なる書物(「ゆるぎなさ」;日曜日 ほか);寓話思考(語調;「心は一頭の馬である…」 ほか)
[出版社商品紹介]
大戦で半身不随の傷を負い、運命を見つめ続けた詩人の思考の結晶。ブランショ、ヴェイユ、ドゥルーズが愛した伝説的文学者を初邦訳。
ブスケ,ジョー (ブスケ,ジョー) Bousquet,Jo¨e
1897年3月19日、ナルボンヌ生まれ。第一次世界大戦にさいして志願し中尉となる。1918年5月27日、一発の銃弾がその両肺をつらぬき、脊髄を損傷する。21歳で下半身不随となり、1924年から死にいたるまで、南仏カルカソンヌの「鎧戸を閉ざした一室」のベッドに横たわったまま執筆をつづける。そしてヴァレリー、ジッド、エリュアール、ポーラン、アラゴン、ヴェイユらと友情を結ぶ。1950年9月28日死去
谷口 清彦 (タニグチ キヨヒコ)
1977年生まれ、上智大学短期大学部非常勤講師、フランス文学
右崎 有希 (ウザキ ユウキ)
1979年生まれ、上智大学博士後期課程満期退学、フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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傷と出来事
ジョー・ブスケ/著 谷口清彦/訳 右崎有希/訳
河出書房新社
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BK