[要旨]
ニーチェの最も美しく、最も重要な著書が、冷徹にして流麗な日本語によってよみがえる。「この書物の言葉は、氷晶を融かす春風にも似ている「…」。いまだ冬の圏内にありながら、冬を打倒する勝利が予感されるのだ。」「神は死んだ」と宣言しつつ永遠回帰の思想をはじめてあきらかにしたニーチェ哲学の中核をなす大いなる肯定の書。
[目次]
「戯れ、企み、意趣返し」;第1書;第2書;第3書;第4書―聖なる一月;第5書 われら怖れを知らぬ者;プリンツ・フォーゲルフライの歌
ニーチェの最も美しく、最も重要な著書が冷徹にして流麗な日本語によってよみがえる。「神は死んだ」と宣言しつつ永遠回帰の思想をはじめてあきらかにしたニーチェ哲学の中核をなす大いなる肯定の書。
ニーチェ,フリードリヒ
(ニーチェ,フリードリヒ)
Nietzsche,Friedrich
1844‐1900。著書『悲劇の誕生』、『反時代的考察』、『人間的な、あまりに人間的な』、『曙光』、『ツァラトゥストラ』、『善悪の彼岸』、『偶像の黄昏』、『この人を見よ』など。ヨーロッパ思想のありかたを根底から揺るがした哲学者
村井 則夫
(ムライ ノリオ)
1962年生まれ。明星大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)