[要旨]
政治的自律―自由を守るために立法に参加し、自らに法を与えること。これがカントの政治哲学の根幹にあった。
[目次]
第1部 カントの政治哲学(移行をめぐる三つの議論;理性の公共的使用から公開性へ;言論の自由と抵抗権;政治的自律とその条件;世界市民法の構想);第2部 カントと現代(政治的判断とは何か―判断力と構想力をめぐるカントとアーレント;みずからを尊重するということ―自己尊重をめぐるカントとロールズ;永遠平和と進歩の思想―国際社会の秩序構想をめぐるカントとハーバーマス)
自由を守るために立法への参加によって自分自身に法を与えること、この政治的自律と呼びうる立場がカントの政治哲学の根幹にあった。
金 慧 (キム ヘイ)
1980年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(政治学)。早稲田大学政治経済学術院助手、日本学術振興会特別研究員を経て、千葉大学教育学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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4-326-10264-0
カントの政治哲学 自律・言論・移行
金慧/著
勁草書房
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BK