[要旨]
「礼が守れぬ者は法も守れない」今からおよそ2300年前に、現代のコンプライアンスにつながる考え方を説いていた中国の思想家・荀子。性悪説にもとづき、「法」の前に「礼」を理解するべきとする「礼治」の思想とは、どのようなものだったのか。「青は藍より出でて藍より青し」など、現代も使われる名言の本質を、現代語訳、書き下し文、返り点付き原文、解説、コラムで紹介。これ1冊で、中国思想家「荀子」がよくわかる入門書。
[目次]
第1部 『荀子』の名言を読む(人間の可能性を信ずる;礼が守れない者は法も守れない;不遇とどう向き合うか;新しい世界像を創り出す);第2部 『荀子』の思想に学ぶ(性善説と性悪説;礼と法はどう違うか;荀子から韓非子へ、そして始皇帝へ;法治の挫折と礼治の復活;新発見の資料と荀子の再評価);おわりに 変革の時代に求められる思想
人間とは何か? 政治の本質とは何か? 「性悪説」と「礼治」を解説。二三〇〇年前、今でいう「コンプライアンス」の考え方を説いていた思想家・荀子。「青は藍より出でて藍より青し」など、現代に残る故事満載の、性悪説にもとづく「礼治」の思想をわかりやすく解説!
湯浅 邦弘 (ユアサ クニヒロ)
1957年、島根県生まれ。大阪大学大学院教授。専攻は中国古代思想史。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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荀子 中国の古典
湯浅邦弘/〔著〕
KADOKAWA
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BK