[要旨]
スマホとネットが日常の一部となり、顔の見えない人ともコミュニケーションできる現代社会は、便利な反面、やっかいでもある。言葉の力が生きる力とも言える時代に、日本語の足腰をどう鍛えるか、大切なことは何か―恋愛、子育て、ドラマ、歌会、SNS、AIなど、様々なシーンでの言葉のつかい方を、歌人ならではの視点で、実体験をふまえて考察する。
[目次]
1 「コミュ力」という教科はない;2 ダイアローグとモノローグ;3 気分のアガる表現;4 言葉が拒まれるとき;5 言い切りは優しくないのか;6 子どもの真っすぐな問いに答える;7 恋する心の言語化、読者への意識;8 言葉がどう伝わるかを目撃するとき;9 和歌ならではの凝縮力と喚起力;10 そこに「心」の種はあるか;11 言葉は疑うに値する
スマホとネットが日常の一部となり、顔の見えない人ともコミュニケーションできる現代社会は、便利な反面、やっかいでもある。言葉の力が生きる力とも言える時代に、日本語の足腰をどう鍛えるか、大切なことは何か−−恋愛、子育て、ドラマ、歌会、SNS、AIなど、様々なシーンでの言葉のつかい方を、歌人ならではの視点で、実体験をふまえて考察する。
俵 万智 (タワラ マチ)
1962(昭和37)年大阪府生まれ。歌人。早稲田大学第一文学部卒業。学生時代に佐佐木幸綱氏の影響を受け、短歌を始める。88年に現代歌人協会賞、2021年に迢空賞を受賞。歌集、評伝、エッセイなど著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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生きる言葉
俵万智/著
新潮社
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BK