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「四季四部作」邦訳完結記念、アリ・スミス作品特集

Times Literary Supplementが批評家・学者・小説家を対象として2018年に実施したアンケート「The best British and Irish novelists today」で1位に選ばれた、英国の作家アリ・スミス。イギリスのEU離脱を決めた2016年の国民投票後に上梓され2017年ブッカー賞候補となった「Autumn」から、新型コロナウイルス感染拡大が進む2020年に初版刊行を迎えた「Summer」まで、約1年3ヶ月毎に刊行された「Seasonal Quartet」は、the Guardian('a maestra’s portrait of her age')ほか英米の書評で高く評価されています。この「四季四部作」の邦訳(木原善彦訳/新潮クレスト・ブックス)も今年6月刊行『夏』をもって完結しました。語り口は軽妙洒脱。日常と非日常の境界を揺さぶりながら時代や人間の本質を突くアリ・スミスの作品を、この夏、味わってみませんか?

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