臨床言語学:言語学の重要概念(全4巻)
Clinical Linguistics
Critical Concepts in Linguistics
Powell, Thomas W. (EDT)
Ball, Martin J (EDT)
- 内容紹介:
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失語症などのコミュニケーション障害の研究・治療に言語学の理論・手法を応用する臨床言語学は、1981年、David Crystal著"Clinical Linguitics"の刊行を以て、ようやく独立した研究分野として認知されるようになりました。しかし、それから後の臨床言語学は、理論・応用言語学、音声・言語療法、心理学、教育学などの分野に与えるインパクトから、国際的・学際的に目覚しい発展を遂げています。本書は、人間の言語能力の解明にも大きな示唆を与えている臨床言語学の現在の到達点を示すべく、重要な論点や方法論を示す過去の代表的な文献を精選収録し、編者の新序文を附して刊行するものです。限られた流通経路しか持たない専門刊行物に掲載された文献を一つのコレクションにまとめることで、臨床言語学の基礎から諸々の応用までを体系的に概観することが可能になります。研究者にも学生にも幅広く利用できる、この分野初のワンストップ・レファレンスとして、強く本書をおすすめいたします。