• 本

小説、世界の奏でる音楽

出版社名 新潮社
出版年月 2008年9月
ISBNコード 978-4-10-398207-4
4-10-398207-1
税込価格 2,090円
頁数・縦 471P 20cm

商品内容

要旨

小説は、人を遠くまで連れてゆく。書き手の境地を読者のなかに再現する小説論。

目次

1 私たちの生を語る言語
2 緩さによる自我への距離
3 グリグリを売りに来た男の呪文
4 涙を流さなかった使徒の第一信
5 ここにある小説の希望
6 私は夢見られた
7 主体の軸となる現実は…
8 われわれは自分自身による以外には、世界への通路を持っていない
9 のしかかるような空を見る。すべては垂直に落ちて来る。
10 遠い地点からの

おすすめコメント

「真に受ける」ことこそ、考えることなのだ。決定的小説論、ついに完結!新しい小説を読み、考えるためには、批判をするのではなく、信じることが必要だ。考えるというのは、そこに書かれていることを「真に受ける」ことなのだ――『小説の自由』『小説の誕生』につづく、本当に小説を読みたい、書きたい人のための画期的小説論、完結篇。連載中に亡くなった小島信夫氏への追悼文と「追悼小説」も収録。

著者紹介

保坂 和志 (ホサカ カズシ)  
1956年、山梨県生まれ。鎌倉で育つ。早稲田大学政経学部卒業。1990年『プレーンソング』でデビュー。93年『草の上の朝食』で野間文芸新人賞、95年『この人の閾(いき)』で芥川賞、97年『季節の記憶』で平林たい子文学賞、谷崎潤一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)