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羽生 「最善手」を見つけ出す思考法

知恵の森文庫 tほ1−1

出版社名 光文社
出版年月 2007年6月
ISBNコード 978-4-334-78481-2
4-334-78481-X
税込価格 681円
頁数・縦 213P 16cm

商品内容

要旨

本書は「将棋の本」ではない。著者は、棋士・羽生善治のインタビュー、自戦記などを丁寧に読み解き、彼の思考の「核」に迫っていく。羽生の将棋観のキーワードである「最善手」を軸にして思考プロセスを辿り、将棋が分からない読者でも「人が考える」という行為の本質的な面白さに到る、芥川賞作家の画期的「羽生」論かつ「思考」論。

目次

第1章 棋士と個性―棋風を超えるものは何か
第2章 最善手―羽生は“最善手”の概念を逆転させた
第3章 対局中の心理―対局中羽生は何と闘っているのか
第4章 読むこと―読みは盤上の意味の形成である
第5章 局面の複雑化―“将棋の結論”への指し方とは
第6章 コンピュータ観―21世紀の“人間に残された将棋”とは

著者紹介

保坂 和志 (ホサカ カズシ)  
1956年山梨県生まれ。早稲田大学政経学部卒業。’90年『プレーンソング』でデビュー。’93年『草の上の朝食』で野間文芸新人賞、’95年『この人の閾(いき)』で芥川賞、’97年『季節の記憶』で平林たい子賞、谷崎潤一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)