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世界史のなかの中国 文革・琉球・チベット

出版社名 青土社
出版年月 2011年2月
ISBNコード 978-4-7917-6586-7
4-7917-6586-9
税込価格 3,080円
頁数・縦 351P 20cm

商品内容

要旨

中国という国家を歴史からとらえなおし、世界のなかにおける中国とは何かを問う。現代中国を代表する思想家が、「文革・琉球・チベット」という三つのテーマを通して、日中関係を根源的に考える。中国からみた世界、歴史からみた中国。

目次

第1章 中国における一九六〇年代の消失―脱政治化の政治をめぐって(中国と一九六〇年代の終焉
脱政治化の政治と党‐国体制の危機
脱政治化の政治と現代社会 ほか)
第2章 琉球―戦争の記憶、社会運動、そして歴史解釈について(北海道から琉球へ
琉球の戦争記憶
戦争/冷戦と琉球アイデンテイティの政治性 ほか)
第3章 東西間の「チベット問題」―オリエンタリズム、民族区域自治、そして尊厳ある政治(オリエンタリズムの二種類の幻影
植民地主義とナショナリズムの変奏
民族区域自治と「多元一体」の未完成性 ほか)

出版社
商品紹介

現代中国から世界はどのように見えるのか。特に日本人に関心のある3つのテーマ、文革・沖縄・チベットに関する論考を集めた一冊。

著者紹介

汪 暉 (ワン フイ)  
1959年江蘇省揚州市生まれ。揚州師範学院中文系卒業、南京大学中文系修士課程修了、中国社会科学院研究生院博士課程修了、文学博士。現在、清華大学人文社会科学学院教授。他にハーバード大学客員研究員、カリフォルニア大学バークレー校ポスト・ドクター・フェロー、香港中文大学客員研究員、ワシントン大学客員研究員、ベルリン高等研究所客員研究員、コロンビア大学客員教授、東京大学客員教授などを務めた。『読書』(三聯書店)編集長
石井 剛 (イシイ ツヨシ)  
1968年東京生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻博士課程修了、博士(文学)。現在、東京大学大学院総合文化研究科准教授
羽根 次郎 (ハネ ジロウ)  
1974年横浜市生まれ。一橋大学大学院言語社会研究科博士後期課程修了、学術博士。現在、中国社会科学院近代史研究所ポストドクター研究員(博士後研究員)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)