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日本美を哲学する あはれ・幽玄・さび・いき

出版社名 青土社
出版年月 2013年9月
ISBNコード 978-4-7917-6721-2
4-7917-6721-7
税込価格 2,420円
頁数・縦 279,4P 20cm

商品内容

要旨

移ろう四季の自然と暮らし、人と人との出会いや別れ…、日本人の生はいつも美の発見とともにあった。この国に生きる私たちにとって、美に対する感動は常に自らの存在や世界との関係性をみつめなおす契機となってきた。和辻哲郎、九鬼周造、大西克礼、岡倉天心といった近代日本の知の巨人たちの言葉を通じて、伝統的な美意識や、和歌、俳諧、茶の湯、能、浄瑠璃、建築、仏教美術など数々の芸術美の根底に流れる思想をつかむ。

目次

第1部 日本人の美意識(あはれ―天地有情の世界
幽玄―余情と無
さび―複眼の美学
いき―対峙する精神)
第2部 日本人の芸術観(茶の湯―「型」と「座」
建築と庭園―「気合いによる統一」
演劇―「道行」のゆくえ
仏像―ナショナリズムとグローバリズム)

出版社
商品紹介

近代以降の日本の哲学者たちは美について何を語ってきたか。そして、私たちはそこからどのような眼差しを得られるのか。

著者紹介

田中 久文 (タナカ キュウブン)  
1952年生まれ。東京大学文学部倫理学科卒業、同大学大学院博士課程修了。文学博士。現在、日本女子大学教授。専攻は倫理学、日本思想史。著書に『九鬼周造―偶然と自然』(ぺりかん社、第一回中村元賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)