愚行の賦
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2020年8月 |
ISBNコード |
978-4-06-520242-5
(4-06-520242-6) |
税込価格 | 2,970円 |
頁数・縦 | 381P 20cm |
商品内容
要旨 |
人はなぜ愚行を怖れ、しかも魅惑されるのか。愚行は西洋近代が考案した“人間の宿命”である。「愚」という尊き徳をめぐる最新長篇論考。 |
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目次 |
愚行は人を苛立たせ、魅惑する |
出版社・メーカーコメント
人は進んで愚かになろうと求めている人は愚行の奴隷であることから逃れることはできないフローベール、ドストエフスキー、ニーチェ、ヴァレリー、老子、谷崎……貴き「愚」をめぐる、最新長篇論考愚行を地上から消滅させることは不可能であると認識していた者は、何らかの条件さえ整えば、人は愚行に対して勝利を収めることができるものだと考えていた。しかし今日にいたるまで愚行は消滅することなく、それどころかますます猖獗を極め、強固な構造として世界に遍在している。――――(本文より)