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読書実録

出版社名 河出書房新社
出版年月 2019年9月
ISBNコード 978-4-309-02829-3
4-309-02829-2
税込価格 1,980円
頁数・縦 209P 20cm

商品内容

要旨

詩人に教えられ、筆写をはじめた私。文が書かれる瞬間の流動性に身を委ねると、筆写は、小説へと飛翔していき―。権力の、そして自由の発生点にふれる、アナキズム小説の誕生!

おすすめコメント

本を筆写することで、言語と非言語の閾へと導かれていく私。亡き作家たちとの対話の先で浮かび上がる〈言語化〉という権力の生成点と、小説が導く〈自由〉とは? 小説が切り拓く新たな地平。

著者紹介

保坂 和志 (ホサカ カズシ)  
1956年、山梨県生まれ。鎌倉で育つ。早稲田大学政経学部卒業。1990年『プレーンソング』でデビュー。93年『草の上の朝食』で野間文芸新人賞、95年『この人の閾(いき)』で芥川賞、97年『季節の記憶』で平林たい子文学賞、谷崎潤一郎賞、2013年『未明の闘争』で野間文芸賞、18年『ハレルヤ』所収の「こことよそ」で川端康成文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)