• 本

いまだ人生を語らず

出版社名 白水社
出版年月 2023年6月
ISBNコード 978-4-560-09356-6
4-560-09356-3
税込価格 3,080円
頁数・縦 302P 20cm

商品内容

要旨

歳を取ろうとしているわたしははたして聡明になったのだろうか。幸福になったのだろうか。『人、中年に到る』から十三年、七十歳を迎えた著者が、記憶とは、信仰とは、秘密とはと、そっと自分に問うてみた。書下ろしエッセイ!

目次

老年にはなったけど…
忘却について
記憶について
読むことについて
書くことについて
蝸牛のごとき勉強について
音楽について
詩作について
犬について
幸運と若干の後悔
スープと復讐
もう一度行きたい、外国の街角
秘密について
病について
信仰について
死について

著者紹介

四方田 犬彦 (ヨモタ イヌヒコ)  
1953年、大阪箕面に生まれる。東京大学で宗教学を、同大学院で比較文学を学ぶ。長らく明治学院大学教授として映画学を講じ、コロンビア大学、ボローニャ大学、清華大学、中央大学(ソウル)などで客員教授・客員研究員を歴任。現在は映画、文学、漫画、演劇、料理と、幅広い文化現象をめぐり著述に専念。学問的著作から身辺雑記をめぐるエッセイまでを執筆。『月島物語』で斎藤緑雨文学賞を、『映画史への招待』でサントリー学芸賞を、『モロッコ流謫』で伊藤整文学賞を、『ルイス・ブニュエル』で芸術選奨文部科学大臣賞を、『詩の約束』で鮎川信夫賞を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)