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草のつるぎ

野呂邦暢小説集成 3

出版社名 文遊社
出版年月 2014年5月
ISBNコード 978-4-89257-093-3
4-89257-093-1
税込価格 3,300円
頁数・縦 595P 20cm

商品内容

要旨

匍匐、早駆け、射撃訓練、そして咽をしめつける渇き―新人自衛隊員たちの日常と肉体の煌きを描画し、芥川賞を受賞した「草のつるぎ」など真率な視線で描かれた作品群。初単行本化作品・連作小説『水辺の町』全篇収録。

著者紹介

野呂 邦暢 (ノロ クニノブ)  
1937年、9月20日、長崎市岩川町に生まれる。1945年、諌早市にある母の実家に疎開。8月9日、原爆が長崎市に投下され、原爆の閃光を諌早から目撃する。長崎県立諌早高等学校を卒業後、様々な職を経て、19歳で自衛隊に入隊。翌年の除隊後、諌早に帰郷し、散文や詩をしたためる。1965年、「或る男の故郷」が第二十一回文學界新人賞佳作に入選。芥川賞候補作に「壁の絵」「白桃」「海辺の広い庭」「鳥たちの河口」が挙がったのち、1974年、自衛隊体験を描いた「草のつるぎ」で受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)