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五郎治殿御始末

中公文庫 あ59−1

出版社名 中央公論新社
出版年月 2006年1月
ISBNコード 978-4-12-204641-2
4-12-204641-6
税込価格 649円
頁数・縦 269P 16cm
シリーズ名 五郎治殿御始末

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 誇りを奪われながら、誇りを貫き、生き抜いた武士達の物語。

    13年も前の桜田門外の変で斬られた、主君井伊直弼の敵を探し求める主人公志村金吾。仇討ちは成るのか?涙あふれるハッピーエンドが用意されている。(柘榴坂の仇討) 藩の始末、家の始末、曾孫の始末まで果たした五郎冶はおのれの始末も成し遂げる。曾孫に残した形見の品は何か?心あたたまり、ホロリとさせられる。(五郎冶殿御始末) 他四篇。誇りを奪われながら、誇りを貫き、生き抜いた武士達の物語。

    (2006年9月30日)

商品内容

要旨

男の始末とは、そういうものでなければならぬ。決して逃げず、後戻りもせず、能う限りの最善の方法で、すべての始末をつけねばならぬ。幕末維新の激動期、自らの誇りをかけ、千年続いた武士の時代の幕を引いた、侍たちの物語。表題作ほか全六篇。

著者紹介

浅田 次郎 (アサダ ジロウ)  
1951年東京生まれ。中央大学杉並高校卒。95年『地下鉄に乗って』で第一六回吉川英治文学新人賞、97年『鉄道員』で第一一七回直木賞、2000年『壬生義士伝』で第一三回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)