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日本軍慰安婦

岩波新書 新赤版 2072

出版社名 岩波書店
出版年月 2025年7月
ISBNコード 978-4-00-432072-2
4-00-432072-0
税込価格 1,232円
頁数・縦 275,15P 18cm

商品内容

要旨

一九九一年の金学順さんの告発に衝撃をうけた著者は関係文書を丹念に収集分析し、岩波新書『従軍慰安婦』(九五年)で「慰安婦制度」の主体が軍であったことを明らかにした。しかし「軍慰安婦」たちの苦難を否定する声は後を絶たない。前著刊行後明からになった多数の資料や証言も用い、その全体像と実態をあらためて描き出す。

目次

1 軍慰安所の最初の設置―満洲事変期
2 軍慰安所の大量設置―日中全面戦争期
3 東南アジア・太平洋地域への拡大―アジア太平洋戦争期
4 女性たちはどのように集められたか
5 軍慰安婦が置かれた状態
6 軍慰安所と兵士と日本社会
7 日本軍と日本政府はどのような法律に違反したか
8 敗戦直前および敗戦後の状況
おわりに―軍慰安婦賠償運動の歴史と残された課題

出版社・メーカーコメント

一九九一年の金学順さんの告発に衝撃をうけた著者は関係文書を丹念に収集分析し、九五年刊行の『従軍慰安婦』で「慰安婦制度」の主体が軍であったことを明らかにした。しかし「軍慰安婦」たちの苦難を否定する声は今も後を絶たない。前著刊行後明らかになった多数の資料や証言も用い、あらためてその全体像と実態を描き出す。

著者紹介

吉見 義明 (ヨシミ ヨシアキ)  
1946年生まれ。1970年東京大学文学部卒業。1973年東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。中央大学名誉教授、大阪公立大学大学院客員教授。日本近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)