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三三九度 盃事の民俗誌

岩波現代文庫 社会 175

出版社名 岩波書店
出版年月 2008年12月
ISBNコード 978-4-00-603175-6
4-00-603175-0
税込価格 1,100円
頁数・縦 253P 15cm

商品内容

要旨

盃の酒を三口で飲み、それを三度繰り返す三三九度。日本社会では結婚式のみならず、「親子盃」「兄弟盃」「襲名盃」など、約束を固める儀礼として盃事が行われてきた。民俗学者であり現役の神主でもある著者が、ムラ社会の盃事からテキヤ・ヤクザ世界の襲名儀礼に至るまで、フィールドワークと文献を駆使し日本的契約の伝統を探る。小さな盃と酒から見たユニークな日本文化論。

目次

序章 吉備高原上の祭礼
1章 輪島・「お当渡し」の盃
2章 テキヤ社会における盃事
3章 親子盃と兄弟盃
4章 祝言での女夫盃
終章 日本文化としての「盃事」

著者紹介

神崎 宣武 (カンザキ ノリタケ)  
1944年、岡山県生まれ。民俗学者。旅の文化研究所所長。故郷の美星町(現井原市)では、家業の神主を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)