• 本

梅原猛の授業道徳

朝日文庫 う10−3

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2007年10月
ISBNコード 978-4-02-264411-4
4-02-264411-7
税込価格 660円
頁数・縦 303P 15cm

商品内容

要旨

日本の教育には道徳が必要である、と常々感じている著者が、自ら中学校に出向き、道徳の授業を行う。教育勅語への批判から、儒教や仏教をはじめとする宗教、夏目漱石や宮沢賢治の作品、そして生きとし生けるものを題材に、道徳とは何かをやさしい言葉で説く。

目次

いま、日本の道徳はどうなっているか
明治以後の道徳教育はどうなったか
道徳の根源をどこに求めるか
自利利他の行と仏教・キリスト教
自利利他の道徳と社会 家族・会社・国家
第一の戒律 人を殺してはいけない
第二の戒律 嘘をついてはいけない
討論 『よだかの星』と『坊っちゃん』
第三の戒律 盗みをしてはいけない
人生をよりよく生きるために(1)努力と創造
人生をよりよく生きるために(2)愛と信
人生をよりよく生きるために(3)感謝と哀れみ

おすすめコメント

学校でも家庭でも、日本は道徳をきちんと教えていない――。「よりよく生きる」ということに必要不可欠なのが「道徳」であると、常日頃考えている著者が、自ら中学校に赴き、道徳の授業を行う。教育勅語の批判から、儒教や仏教、夏目漱石や宮沢賢治の小説、そしてすべての生きとし生けるものを題材に、道徳とは何かをやさしい言葉で説いてゆく。『梅原猛の授業』シリーズ文庫化第2弾。

著者紹介

梅原 猛 (ウメハラ タケシ)  
1925(大正14)年、仙台市生まれ。京都大学文学部哲学科卒。立命館大学教授、京都市立芸術大学学長、国際日本文化研究センター所長などを経て、現在、同センター顧問。日本ペンクラブ会長も務めた。仏教伝道文化賞、NHK放送文化賞などを受賞。文化勲章受章。著書に『隠された十字架』(毎日出版文化賞)、『水底の歌』(大佛次郎賞)、『ヤマトタケル』(大谷竹次郎賞)など多数あり、二期にわたる『梅原猛著作集』(第一期・集英社、第二期・小学館)にまとめられている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)