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江戸に学ぶ「おとな」の粋

角川ソフィア文庫 SP−I−11−5 シリーズ江戸学

出版社名 角川学芸出版
出版年月 2008年9月
ISBNコード 978-4-04-406303-0
4-04-406303-6
税込価格 649円
頁数・縦 221P 15cm

商品内容

要旨

上方では「すい」、江戸では「いき」とよび、江戸人が理想とした大人ぶりの「粋」。金さばきがよく、「ほど」を心得、こざっぱりと身ぎれいにし、始末の美学をもち、見栄を張ってでも通人であろうとした江戸っ子。信心、旅、おしゃれ、遊びなどに通底する「粋」の心根に触れながら、現代では忘れられた、処世の法としての「粋」を学ぶ。宵越しの金はもたず、いなせで気っ風がいい、野暮は言いっこなしの大人になるための1冊。

目次

第1章 趣味は「読み書き」―いい残しの試み
第2章 大人の「修学旅行」―出会いを楽しもう
第3章 性の「粋あそび」―江戸っ子の見栄
第4章 「心づけ」の心得―器量、鷹揚、洒脱
第5章 若者への「ひとこと」―ほめ上手・おだて上手
第6章 「こぎれい」なおしゃれ―たしなみと工夫
第7章 「始末」の美学―何事もほどほどに
第8章 「義兄弟」のすすめ―人恋しさと連帯
第9章 「信心」のニッポン教―「ぬくもり」のようなもの
第10章 老いも死も「迎えるもの」―一日一日をいかに生きたか

おすすめコメント

江戸っ子はなぜ金銭に執着しないのか。「おとな」の見栄や粋を江戸に学ぶ。現代では忘れられた処世の術が、江戸時代にはあった。信心、願掛け、旅、おしゃれ、遊びなど、通底する「粋」の心根に触れながら、江戸人風の「おとな」になるための心得を説く。民俗学からの「江戸学」シリーズ。

著者紹介

神崎 宣武 (カンザキ ノリタケ)  
1944年生まれ。民俗学者。旅の文化研究所所長、岡山県宇佐八幡神社宮司(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)