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不死細胞ヒーラ ヘンリエッタ・ラックスの永遠なる人生

出版社名 講談社
出版年月 2011年6月
ISBNコード 978-4-06-216203-6
4-06-216203-2
税込価格 3,080円
頁数・縦 461P 20cm

商品内容

要旨

彼女の名はヘンリエッタ・ラックス。だが、科学者には「ヒーラ」として知られている。1951年、貧しい黒人のタバコ農婦だった彼女の身体から、本人の同意なく採取された癌細胞は、のちに医学界のきわめて重要なツールとなる。それはポリオワクチンの開発、クローニング、遺伝子マップの作製をはじめ、幾多の研究の礎となった。しかし数十億個という膨大な単位でその細胞は売買されてきたにもかかわらず、ヘンリエッタは死後も無名のままにとどまり、彼女の子孫もまた健康保険すらまかなえない境遇に置かれていた―。倫理・人種・医学上の争い・科学的発見と信仰療法、そして、亡き母への想いと葛藤に苦悩する娘の物語を鮮やかに描いた『ニューヨーク・タイムズ』ベストセラー。

目次

第1部 生(運命の検査―一九五一年
クローヴァー―一九二〇年〜一九四二年
診断と治療―一九五一年 ほか)
第2部 死(嵐―一九五一年
ヒーラ・ファクトリー―一九五一年〜一九五三年
ヘレン・レイン―一九五三年〜一九五四年 ほか)
第3部 永遠なる命(「生きてるんだって!」―一九七三年〜一九七四年
せめてすべきこと―一九七五年
「ぼくの脾臓を売っていいなんて誰が言った?」―一九七六年〜一九八八年 ほか)

出版社
商品紹介

1951年、31歳の黒人女性から採種された子宮癌細胞。世界一有名な培養細胞HeLaを巡る壮大なドラマ。全米大ベストセラー。

著者紹介

スクルート,レベッカ (スクルート,レベッカ)   Skloot,Rebecca
サイエンス・ライターとして、『ニューヨーク・タイムズ・マガジン』、『Oオプラ・マガジン』、『ディスカヴァー』など、数多くの雑誌に記事を執筆し、受賞歴もある。ナショナル・パブリック・ラジオの「レイディオラブ」、およびPBS(公共放送サービス)の「ノヴァ・サイエンス・ナウ」では、特派員を担当した。2010年には、『ワシントン・ポスト』紙が選んだ“2010年のサプライジング・リーダー”5名の一人に選出されている
中里 京子 (ナカザト キョウコ)  
早稲田大学卒。不妊・生殖補助医療に関する国際学会の事務局も担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)