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「祟る王家」と聖徳太子の謎

講談社+α文庫 G211−5

出版社名 講談社
出版年月 2011年4月
ISBNコード 978-4-06-281420-1
4-06-281420-X
税込価格 755円
頁数・縦 250P 16cm

商品内容

要旨

聖徳太子の活躍した飛鳥時代と現代の日本はよく似ている。―停滞する国力、流動化する大陸との関係、強い政権の不在、大きな変革が待望される社会。悲劇の皇子「山背大兄王の墓」はなぜ見つからないのか?「聖徳太子の末裔」を名乗る者はなぜ歴史に現れてこなかったのか?聖徳太子こそが「古代史の謎」を解く最大の鍵なのである。日本人の心の底に横たわりながら詳らかにされなかった「天皇と神道」の関係を明らかにする気鋭の論考。

目次

序章 「太子信仰」と古代史の闇(一〇〇年以上も忘れられていた聖徳太子
いくつもの仕掛けがあった太子信仰 ほか)
第1章 一神教と日本人の信仰(「八百万の神」の可能性
神道はいつ成立したのか ほか)
第2章 天皇はなぜ恐れられたのか(過去を捨てた縄文人
ヤマト建国で平和な時代は到来したのか ほか)
第3章 「祟る鬼」聖徳太子の正体(蘇我氏と出雲のつながり
復活した日本海勢力 ほか)
第4章 聖徳太子はいなかった(『上宮聖徳法王帝説』というヒント
太子信仰はどうやって広まったのか ほか)

著者紹介

関 裕二 (セキ ユウジ)  
1959年、千葉県柏市に生まれる。歴史作家。仏教美術に魅了されて奈良に通いつめ、独学で古代史研究をはじめる。1991年に『聖徳太子は蘇我入鹿である』(ワニ文庫)でデビュー。以後、新たな視点から古文書を読み解き、深い洞察と大胆な推理に支えられた著作を数多く発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)