• 本

〈私〉の存在の比類なさ

講談社学術文庫 2000

出版社名 講談社
出版年月 2010年7月
ISBNコード 978-4-06-292000-1
4-06-292000-X
税込価格 1,056円
頁数・縦 300P 15cm

商品内容

要旨

永井均は今と同じあり方で存在しながら、彼が私でなくなることは想像できる。このとき、彼には何の異変も起きていない。しかしもはや彼は私ではない。この私を“私”と表記しよう。“私”から展開される永井哲学は、他者や倫理など根源的な問題を刺戟し続けてやまない。著者自身、「本書こそが独在論の入門書として最もふさわしい」と断ずる必読の哲学書。

目次

1(他者)
2(独在性と他者―独我論の本質
ウィトゲンシュタインの独我論 
独我論と他者―あるいは宇宙の選択の問題)
3(独在性の意味―山田友幸氏の批判に答え、入不二基義氏の所論を批評する
独在性の意味(二)―大庭健氏の批判に答え、入不二基義氏の所論を更に検討する)
5(書評1・大森荘蔵著『時間と自我』
書評2・野矢茂樹著『心と他者』
書評3・B・マクギネス『ウィトゲンシュタイン評伝』 レイ・モンク『ウィトゲンシュタイン 1・2』)
5(差異と実質―ヴィトゲンシュタイン・ソシュール・フッサール)

著者紹介

永井 均 (ナガイ ヒトシ)  
1951年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得。現在、日本大学教授。専攻は、哲学・倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)