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精神科医が狂気をつくる 臨床現場からの緊急警告

新潮文庫 い−84−4

出版社名 新潮社
出版年月 2014年1月
ISBNコード 978-4-10-130574-5
4-10-130574-9
税込価格 572円
頁数・縦 302P 16cm

商品内容

要旨

「うつ病には○○の摂取が有効」「脳トレで認知症は治る」…精神疾患の治療と称してまかり通る妄説の数数。しかしそのまやかしが、取り返しのつかない重篤な患者を生み出す。食事療法は健康食品やサプリを売りつける方便だ。うつ病を「心のかぜ」と呼ぶのは製薬会社と医療行政の欺瞞だ。薬物やカウンセリングの罠から診断基準の陥穽まで、精神医学の世界に蔓延する不実と虚偽を暴く。

目次

第1章 食事療法というペテン
第2章 フロイトの大罪
第3章 薬物療法のウソ
第4章 「心のかぜ」か「青い悪魔」か
第5章 混合状態の危険
第6章 乱造された精神疾患
第7章 患者を蝕む疼痛の呪縛
第8章 脳科学のファンタジー

著者紹介

岩波 明 (イワナミ アキラ)  
1959(昭和34)年、横浜市生れ。東京大学医学部卒。精神科医。医学博士。東京都立松沢病院を始めとして、多くの精神科医療機関で診療にあたり、東京大学医学部精神医学教室助教授を経て、独ヴュルツブルク大学精神科に留学。現在、昭和大学医学部精神医学教室主任教授を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)