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道徳は復讐である ニーチェのルサンチマンの哲学

河出文庫 な25−1

出版社名 河出書房新社
出版年月 2009年11月
ISBNコード 978-4-309-40992-4
4-309-40992-X
税込価格 946円
頁数・縦 177P 15cm

商品内容

要旨

ルサンチマン―それは「反感」や「憎悪」をそのまま「愛」と「同情」にひっくり返し、「復讐」を行う独特の装置なのではないか。ニーチェが「道徳上の奴隷一揆」と呼んだキリスト教的価値観が、この世界で完璧な勝利を収め、今日の道徳を支配するに至った理由は何か?人気哲学者が、通俗的ニーチェ解釈を覆し、その真の価値を明らかにする!付録対談:川上未映子×永井均。

目次

序章 『星の銀貨』の主題による三つの変奏
第1章 ルサンチマンの哲学―そしてまたニーチェの読み方について
第2章 幸福・道徳・復讐(新新宗教
見えないヨーロッパ―その原点の点描
よく生きることヤテ、そらナンボのもんや?
怨恨なき復讐―われわれの時代のルサンチマン)
第3章 永遠回帰の哲学―あるいはまたニーチェへの問い方について
付録対談 川上未映子×永井均 ニーチェと、ニーチェを超えた問い

著者紹介

永井 均 (ナガイ ヒトシ)  
1951年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。同大学院文学研究科博士課程単位取得。現在、日本大学文理学部哲学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)