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鎌倉仏教のミカタ 定説と常識を覆す

祥伝社新書 698

出版社名 祥伝社
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-396-11698-9
4-396-11698-5
税込価格 1,034円
頁数・縦 220P 18cm

商品内容

要旨

この見方で、日本史の奥行きが広がる。「鎌倉仏教とは近代が生み出した幻想である」。宗教学者の島田裕巳は言う。日本中世史学者の本郷和人は、その主張に驚き、「宗派の枠を外して考える」ことに興奮する。やがて対談は白熱、定説や常識が次々と覆されていく。法然は『選択本願念仏集』を書いていない!?『歎異抄』は親鸞の言葉ではない!?踊念仏は興行!?栄西は「ヨウサイ」と読む!?葬式を発明したのは曹洞宗!?日蓮の予言・奇跡はどこまで真実か!?などなど。日本史の画期である鎌倉時代、その時代に生まれた鎌倉仏教を、これまでとは異なる視点で読み解くことで、日本史がより広がりをもって迫ってくる。

目次

はじめに 日本史における鎌倉仏教
序章 鎌倉仏教の誕生
第1章 法然―穏健で過激!?平安仏教から離れた最初の宗祖
第2章 親鸞―謎だらけの生涯と、巨大教団になった理由
第3章 一遍―踊念仏に、宗教の根源を見る
第4章 奈良・平安仏教vs.鎌倉仏教
第5章 栄西、道元―禅宗から読み解く「悟り」の本質
第6章 日蓮―原理主義を貫いた孤高のカリスマ
第7章 その後の鎌倉仏教
終章 なぜ今、鎌倉仏教なのか
おわりに 宗教の衰退と、今後の日本仏教

著者紹介

本郷 和人 (ホンゴウ カズト)  
東京大学史料編纂所教授、博士(文学)。1960年東京都生まれ。東京大学文学部卒業、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京大学史料編纂所に入所、『大日本史料』第5編の編纂にあたる。東京大学大学院情報学環准教授を経て、現職。専門は中世政治史
島田 裕巳 (シマダ ヒロミ)  
作家、宗教学者。1953年東京都生まれ。東京大学文学部宗教学科卒業、同大学院人文科学研究科博士課程修了(宗教学専攻)。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を経て、東京通信大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)