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第二次大戦とは何だったのか

ちくま文庫 ふ37−2

出版社名 筑摩書房
出版年月 2007年7月
ISBNコード 978-4-480-42353-5
4-480-42353-2
税込価格 814円
頁数・縦 282P 15cm

商品内容

要旨

第二次世界大戦は「民衆の戦争」と呼ばれたにもかかわらず、「わずか数名の指導者が基本的な決定を下し、人類の運命を左右した戦争だった」。彼らはどのような意志をもってその時に臨み、どのようなヴィジョンに支えられて行動したか。また、そのリーダーシップはどう発揮されたのか。世界が第一次大戦前のパワー・ポリティクスに回帰しつつあるかに見える現在、指導者たちの思想と行動の分析を通して歴史の教訓を描き出す。

目次

1 戦争の世紀(欧州にとっての第二次大戦
日本にとっての第二次大戦
戦争の世紀は終わらない)
2 指導者たち(シャルル・ド・ゴール―個人的な意志としての“国”
F.D.ルーズヴェルト―アパシィに根ざした政治
ウィンストン・チャーチル―“半分ヤンキー”という血統 ほか)
3 クリストファー・ソーン教授(人種―人間の「同一性と差異」
クリストファー・ソーン教授を悼む―『米英にとっての太平洋戦争』に触れて)
二十一世紀の戦争指導者―「文庫版あとがき」に代えて

著者紹介

福田 和也 (フクダ カズヤ)  
1960年、東京生まれ。慶應義塾大学大学院修士課程修了。慶應義塾大学環境情報学部教授。評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)