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となりの闇社会 まさかあの人が「暴力団」?

PHP新書 823

出版社名 PHP研究所
出版年月 2012年10月
ISBNコード 978-4-569-80699-0
4-569-80699-6
税込価格 836円
頁数・縦 248P 18cm

商品内容

要旨

ドンパチの派手な抗争よりじつは怖い―「暴力団排除条例」完全施行から一年、苦境に喘ぐ彼らの手口は、明らかに変わった。クレーマーを装って多額の賠償金をねらう。生活保護の申請を後押しして巻き上げる。年金横領、架空請求、リフォーム詐欺。ついには被災者まで魔の手は伸びる。一流大学卒業、大手金融・証券会社OB。その肩書と紳士然とした風貌に気を許すと、被害者どころか加害者=共犯者にさえなりかねないのだ。一般社会に溶け込み、どこに潜むかわからない闇社会の姿とは。悪魔はすぐとなりで笑っている。

目次

序章 暴力団の手口が変わった―となりの闇社会
第1章 たんなるクレーマーだと思ったら―企業と闇社会
第2章 震災や生活保護までビジネスに―行政と闇社会
第3章 悪徳商法が心の隙間をねらう―家庭と闇社会
第4章 老後の年金はどこへ消えたのか―金融と闇社会
第5章 長生き願望まで貧られている―医療と闇社会

おすすめコメント

ドンパチ繰り広げるのはいまや一部、一般市民を装い、知的に資金を集める新しい手口。暴力団排除条例の施行で変容する闇社会の真実。

著者紹介

一橋 文哉 (イチハシ フミヤ)  
東京都生まれ。早稲田大学卒業後、全国紙・雑誌記者を経てフリージャーナリスト。本名など身元に関する個人情報はすべて非公開。1995年、月刊誌「新潮45」連載「ドキュメント『かい人21面相』の正体」(雑誌ジャーナリズム賞受賞)でデビュー。グリコ・森永事件、三億円強奪事件、宮崎勤事件、オウム真理教事件など殺人・未解決事件や、闇社会がからんだ経済犯罪をテーマにしたノンフィクション作品を次々と発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)