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スパイダー・ネットワーク 金融史に残る詐欺事件−LIBORスキャンダルの全内幕

出版社名 ハーパーコリンズ・ジャパン
出版年月 2020年3月
ISBNコード 978-4-596-55153-5
4-596-55153-7
税込価格 3,080円
頁数・縦 471,6P 20cm

商品内容

要旨

2012年、元東京駐在の外資系投資銀行トレーダー、トム・ヘイズが逮捕された。同僚やブローカーたちと共謀し、数年にわたってLIBOR(ロンドン銀行間取引金利)の値を不正操作した詐欺容疑で。銀行とヘイズらが莫大な利益と報酬を手に入れた一方、世界の金融市場は破綻し、罪なき一般投資家が猛烈な打撃を受けていた―若くして数学の才能に目覚めた英国人のトム・ヘイズは、人付き合いが苦手で、システム開発と解析に心血を注ぐ金融業界の変わり者だった。彼はどのようにして犯罪に手を染めることになったのか。そして、彼をとりまく業界の悪弊と強欲、腐敗の実態とは?敏腕金融記者による圧巻のノンフィクション。

目次

第1部 詐欺(戴冠式を見つめて
鏡の間
一流
絶頂
幸運の回転ドア
おべっか使い
メディアデビュー
モナコのヨット)
第2部 包囲網(全員グルなら
ここだけの話
海神たち
フラッグ・ルームにて
軽いお叱り)
第3部 もうひとつの詐欺(こいつがそうだ
蜘蛛の糸
第一級のペテン師
ステーキの単価
シャレード)
第4部 勝利(箱船の中で)

著者紹介

エンリッチ,デイヴィッド (エンリッチ,デイヴィッド)   Enrich,David
ニューヨーク・タイムズ紙の金融担当記者。前職はウォール・ストリート・ジャーナル紙の金融企業担当記者で、調査チームを率いていた。それ以前は、ロンドン、ニューヨークでJournal紙の記者を務め、これまでに数々の賞を受賞。2016年には、金融・経済の優れたジャーナリズムに贈られるジェラルド・ローブ賞に輝く。初の著書となる『スパイダー・ネットワーク―金融史に残る詐欺事件 LIBORスキャンダルの全内幕』は、フィナンシャル・タイムズ紙の年間ベストブック最終選考に残った。マサチューセッツ州レキシントンで育ち、カリフォルニア州のクレアモント・マッケナ・カレッジを卒業。現在はニューヨークに妻と二人の息子と暮らす
高崎 拓哉 (タカサキ タクヤ)  
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)