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デリダと肯定の思考

ポイエーシス叢書 47

出版社名 未来社
出版年月 2001年10月
ISBNコード 978-4-624-93247-3
4-624-93247-1
税込価格 5,280円
頁数・縦 502,7P 20cm

商品内容

要旨

ジャック・デリダの哲学とは何か?フーコー、ドゥルーズ亡きあと、なおも変貌を遂げつづける現代フランス最高の哲学者J・Dをめぐるさまざまな角度からの十六の論考。デリダ自身の論考をふくみ、ブランショ、ナンシー、リオタール、アガンベン、ラポルトなど錚々たるメンバーがカトリーヌ・マラブーの編集によってフランスの代表的な学会誌「哲学雑誌」一九九〇年版に一堂に会し話題を呼んだ特筆すべきデリダ論集。

目次

パルデス潜勢力のエクリチュール
デリダ、師の声を聴く
ジャック・デリダのおかげで(ジャック・デリダに感謝)
ストア派の狂人
スィボレートあるいは“文字”について
デリダにおけるニーチェの作用
最も純粋な私生児(行き場のない肯定)
自分が話すのを聞く
隠喩なき隠喩『オレステイア』三部作に関して
エクリチュールの試み
翻訳者の註
「脱」の賽を投げて
暴力の経済、経済の暴力(デリダとマルクス)
省略的な意味
二重化
歪んだ記憶
ハイデガーの『基礎的存在論』における「声」と「現象」

出版社
商品紹介

デリダ本人を含む17人による論集。キーワードの分析や思考法の筋道をたどり、その政治性にも触れる読解書。

出版社・メーカーコメント

フランスの代表的な哲学雑誌「ルヴュ・フィロゾフィック」の1990年版でのデリダ特集の全訳。女流哲学者カトリーヌ・マラブーの手によって編集されたデリダ本人もふくむ17人の哲学者・研究者による大部なデリダ論集。難解なデリダ哲学のさまざまなキーワードの分析や思考法の筋道をたどり、その政治性についても触れる思想の読解書。

著者紹介

高橋 哲哉 (タカハシ テツヤ)  
1956年、福島県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得、哲学専攻。現在、東京大学大学院総合文化研究科助教授
増田 一夫 (マスダ カズオ)  
1954年、東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科仏語仏文学専攻課程博士課程満期退学。現在、東京大学・大学院総合文化研究科教授
高桑 和巳 (タカクワ カズミ)  
1972年、横浜生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)