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私たちは時空を超えられるか 最新理論が導く宇宙の果て、未来と過去への旅

サイエンス・アイ新書 SIS−420

出版社名 SBクリエイティブ
出版年月 2018年10月
ISBNコード 978-4-7973-8899-2
4-7973-8899-4
税込価格 1,100円
頁数・縦 191P 18cm

商品内容

要旨

未来や過去という時間、星々が輝く宇宙空間をどこまでも自由に旅していくことができたら…。それは、物理学的見地によれば、ありえないことでもないのです。タイムマシン、あるいは究極の宇宙船のしくみは?宇宙の果て、時空を超えたところにあるものとは?第一線で研究する著者が、豊富な図版を示しつつやさしくお話ししていきます。

目次

第1部(昔に戻りたいというあなたへ
未来へ向かう
過去へ向かう
過去へ戻ると矛盾するか)
第2部(できるだけ遠くへ行きたいあなたへ
太陽系の外へ行く
銀河系の外へ行く
宇宙はどこまで広いのか)
第3部(時空を超えたその先には)
付録 相対論的な宇宙船での往復旅行を計算

おすすめコメント

思いは馳せれば馳せるほど、面白い! これは、「宇宙について考えること」を楽しむ本です。 時間や空間を自由に旅すること、地上の世界とは全く異なる宇宙の世界に思いを馳せられるように、わかりやすい文章と豊富な図版で構成しています。 最初は時間について。タイムマシンで未来や過去へ向かうことができるのか、という話題について想像を交えつつ、物理的な根拠に基づき、歴史をふまえながらお話ししていきます。 次は空間について。地球を飛び出して宇宙へ行くことを考えます。宇宙の果てには何があるのか、究極の宇宙船を使って旅することを考えていきます。見逃せない天体のご案内も併せてお楽しみください。 最後に時間や空間を超えたところに何があるのかについて。ここからは推測の世界になりますが、物理学的に見て極端に荒唐無稽にならない範囲で、あり得る可能性をお伝えしていきます。宇宙について考えることは、世界と人間について考えること。それは実に面白いものです。宇宙に対する親近感が深まれば、あなたにとっての世界はさらに広がるでしょう。

著者紹介

松原 隆彦 (マツバラ タカヒコ)  
1966年、長野県生まれ。京都大学理学部卒業、広島大学大学院理学研究科博士課程修了。博士(理学)。東京大学大学院理学系研究科助手、ジョンズホプキンス大学物理天文学科研究員、名古屋大学大学院理学研究科准教授などを経て、高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所教授。専門は宇宙論(宇宙の構造形成と進化、観測的宇宙論の基礎理論、統計的宇宙論、宇宙の大規模構造、重力レンズ、宇宙背景放射ゆらぎなど、観測による検証が可能な宇宙論を中心とする理論的研究)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)