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生者のざわめく世界で 震災転移論

出版社名 木立の文庫
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-909862-33-4
4-909862-33-1
税込価格 2,970円
頁数・縦 298P 20cm

商品内容

要旨

二〇二一年大晦日、物語はふたたび始まった。宮城は石巻から福島“第一原発”周辺を南下して―いわき湯本まで。社会の“心のざわめき”を…「謎めいた他者」の眼差しを…映すロードムービー。

目次

プロローグ クマちゃんが教えてくれたこと
夢のはじまる 序幕 それは誰の声か―太陽を盗んだ男
第1幕 石巻 傾聴論―翻訳不可能性
第2幕 南相馬 死者論―謎めいた他者
すこし長めの 幕間 秘密の小部屋―謎めいた他者の眼差のもとで
第3幕 双葉郡 戦後民主主義の行方―メドゥーサの瞳
第4幕 いわき湯本 コトドワタシ論―想いを形にして伝える
終わりのない 終幕 生者の国で言葉を紡ぐ―どこにもいないあなたへ
エピローグ 見えないものを語るために

著者紹介

磯前 順一 (イソマエ ジュンイチ)  
1961年、水戸市に生まれる。「見えないものを語ろう」とする癖が高じて宗教学者に。東京大学大学院人文科学研究科宗教学専攻博士課程中退。博士(文学)。海外の大学の客員教授や客員研究員を歴任。2024年現在、国際日本文化研究センター(京都)教授。磯前プロジェクト室主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)