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料理の意味とその手立て

出版社名 タブレ
出版年月 2020年12月
ISBNコード 978-4-910402-00-0
4-910402-00-4
税込価格 2,530円
頁数・縦 241P 21cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 料理の意味とその手立て

    料理がしたくなる一冊。料理家ウー・ウェンさんの『料理の意味とその手立て』は、もやしにお酢、塩と胡椒、油だけで作る「もやし炒め」の作り方からはじまります。本当にシンプルな料理でも、もやしのヒゲ根をとるという手間と、火入れの加減で立派なご馳走になるというのが、ウー・ウェンさんの教えです。
    ただレシピを紹介するのではなく、例えば白菜なら「茎は炒めて、葉は鍋に。中国では茎は鍋に入れません。茎は水分が多いからスープの味を薄めてしまいます。」という風に、食材ごとに適した調理法とその理由を分かりやすい言葉で教えてくれる本書は、紹介されているレシピ以外の、様々な料理を作る際にも、大いに参考になるはずです。

    (2025年4月1日)

商品内容

要旨

ウー・ウェンさんのレシピで料理を作ったことがありますか?レシピに必要な材料や調味料は驚くほど少なくて、手順もかんたん、時間もさほどかかりません。なのに、食べると細胞が芯から喜ぶような。からだに優しくしみるスープ、素材の味が力強い炒めもの、みずみずしい蒸し料理。小麦粉料理はすこし手間がかかりますが、覚えたら、一生の友となってくれることでしょう。塩の役割、油の温度の利用の仕方。炒めもの、煮もの、揚げもの、和えものなど調理方法それぞれの仕組み。シンプルなレシピを裏打ちするのは、すべて素材のおいしさを引き出すために考え抜かれた料理のセオリーでした。もやし炒めもきちんと作れば立派なごちそうになるのです。料理の仕組みを知って、日常の食事作りを負担なく、楽しく、合理的に。「料理は毎日のことで、からだを作ってくれるのは食事だけです。人生の一食を大切にしてください」

目次

料理の仕組みを知る(塩のはなし
油のはなし
調理方法のはなし
野菜のはなし
肉のはなし
黒酢のはなし)
生きる手立てをもつ(わたしのことを、すこし
小麦粉は頼もしい
季節を食べる。献立の考え方
からだを整えてくれるお粥とスープ
今日を大事に)

著者紹介

ウー ウェン (ウー ウェン)  
中国。北京生まれ。ウー・ウェンクッキングサロン主宰。1990年に来日、友人、知人にふるまった中国家庭料理が話題となり、96年にサロンを開設。同年、主婦の友社『料理食材大辞典』の餃子部門を担当、また98年にグラフ社『北京の小麦粉料理』を刊行し、中国小麦粉文化の奥深さを伝える。2001年高橋書店刊行の『ウー・ウェンの北京小麦粉料理』はその集大成で、詳細なプロセス写真とテキストで家庭における小麦粉料理を網羅する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)