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テクストから遠く離れて

出版社名 講談社
出版年月 2004年1月
ISBNコード 978-4-06-212207-8
4-06-212207-3
税込価格 1,980円
頁数・縦 326P 20cm

商品内容

文学賞情報

2004年 第7回 桑原武夫学芸賞 終了(2012年15回まで)受賞

要旨

いま求められる批評の原理とは?小説の核心的「読み」を通して、テクスト論・ポストモダン理論の限界と文学思想における批評の停滞を超え、新たな普遍性の原理を提示する脱テクスト論の地平へ。

目次

1 「作者の死」と『取り替え子』(チェシャ猫の笑い
「テクスト論」の功罪
大江健三郎、二〇〇〇年 ほか)
2 『海辺のカフカ』と「換喩的な世界」(形式体系と「一般言語表象」
デリダの「作家の死」と「虚構言語」
「作者の死」を生きること ほか)
3 『仮面の告白』と「実定性としての作者」(「作者の死」と「主体の死」
ミシェル・フーコーの「作者とは何か?」
「実定性」という概念 ほか)

出版社
商品紹介

小説の「読み」の現場からバルト、フーコーらポストモダン理論の限界を明らかにし、文学と思想の停滞を破る新たな批評原理を提示する文芸評論。

出版社・メーカーコメント

テクスト論の功罪を超えた根源的批評の誕生小説の「読み」の現場からバルト、デリダ、フーコーらポストモダン理論の限界を明らかにし、文学と思想の停滞を破る新たな批評原理を提示する待望の本格文芸評論

著者紹介

加藤 典洋 (カトウ ノリヒロ)  
1948年、山形県生まれ。1972年、東京大学文学部仏文科卒。国立国会図書館勤務を経て、現在、明治学院大学国際学部教授、文芸評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)