唐牛伝 敗者の戦後漂流
| 出版社名 | 小学館 |
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| 出版年月 | 2016年8月 |
| ISBNコード |
978-4-09-389767-9
(4-09-389767-0) |
| 税込価格 | 1,760円 |
| 頁数・縦 | 395P 20cm |
商品内容
| 要旨 |
六〇年安保を闘った若者たちは、「祭り」が終わると社会に戻り、高度経済成長を享受した。だが、唐牛健太郎だけはヨットスクール経営、居酒屋店主、漁師と職を変え、日本中を漂流した。なぜ彼は、何者かになることを拒否したのか。ノンフィクション作家・佐野眞一が北は紋別、南は沖縄まで足を運び、一九八四年に物故した全学連元委員長の心奥を描く。 |
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| 目次 |
第1章 装甲車を乗り越えよ |



出版社・メーカーコメント
革命なんて、しゃらくせえ! 「昭和の妖怪」岸信介と対峙し、「聖女」樺美智子の十字架を背負い、「三代目山口組組長」田岡一雄と 「最後の黒幕」田中清玄の寵愛を受け、「思想界の巨人」吉本隆明と共闘し、「不随の病院王」徳田虎雄の参謀になった 全学連元委員長、47年の軌跡。ノンフィクション作家・佐野眞一が北は紋別、南は沖縄まで足を運び、1984年に物故した60年安保のカリスマの心奥を描く。「唐牛健太郎を書くことは私自身の過去を見つめ直す骨がらみの仕事だった」――著者3年ぶりの本格評伝