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記憶の海辺 一つの同時代史

出版社名 青土社
出版年月 2017年12月
ISBNコード 978-4-7917-7023-6
4-7917-7023-4
税込価格 2,640円
頁数・縦 355P 20cm

商品内容

要旨

あるドイツ文学者の、物語のようなホントウの話。最初で最後の自伝的回想録。

目次

1(38度線―戦争は儲かる
ネヴァーランド―「もはや“戦後”ではない」
「神様のノラクラ者」―ある猶予期間
「プラハの春」―才能の行方
赤い靴と白い靴―フラウ・ブロノルドのこと)
2(港の見える丘―小林太市郎のこと
東京地図帳―日本シリーズ第四戦
ビリヤードの球とトカゲの尻尾―諷刺の文学
中心と辺境―ウィーンの世紀末
メフィストの小旅行―東京大学
一人二役―翻訳について)
3(レニ会見記―「運命の星」について
G.グラス大いに語る―沈黙の罪
一日の王―山と川と海
「こんばんは、ゲーテさん」―『ファウスト』訳
海辺のカフカ―つとめを終えること)

著者紹介

池内 紀 (イケウチ オサム)  
1940年、兵庫県姫路市生まれ。ドイツ文学者・エッセイスト。主な著書に『ゲーテさんこんばんは』(桑原武夫学芸賞)、『海山のあいだ』(講談社エッセイ賞)、『恩地孝四郎』(読売文学賞)など。訳書に『カフカ小説全集』(日本翻訳文化賞)、『ファウスト』(毎日出版文化賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)