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代理出産 生殖ビジネスと命の尊厳

集英社新書 0492

出版社名 集英社
出版年月 2009年5月
ISBNコード 978-4-08-720492-6
4-08-720492-8
税込価格 770円
頁数・縦 205P 18cm

商品内容

要旨

不妊に悩む夫婦にとって「福音」といわれる生殖補助医療、代理出産。しかし、代理母の精神的・肉体的負担、貧困層のブリーダー階級化、親子関係の定義づけの難しさなど、現実はシビアな問題が山積みだ。日本でも法整備を進める動きがあるが、代理出産をめぐる議論はまだまだ不十分。このテーマを長年、追いかけてきた著者が複雑な代理出産の問題の核心に迫る。

目次

プロローグ 「代理出産」問題とは何か
第1章 混乱をきわめた人工授精型の時代
第2章 体外受精型代理出産の幕開け
第3章 代理母が引き受ける大きすぎる代償
第4章 代理出産で生まれた子どもたちの葛藤
第5章 各国の代理出産事情
第6章 生命操作はどこまで許されるのか
エピローグ―マーケル家からの伝言

出版社・メーカーコメント

代理出産は、搾取か?福音か?不妊に悩む夫婦にとって「福音」といわれる代理出産。しかし貧困層のブリーダー階級化などシビアな問題が山積み。このテーマを長年、追いかけてきた著者が議論不十分な日本社会に問題の本質を説く!

著者紹介

大野 和基 (オオノ カズモト)  
1955年、兵庫県生まれ。東京外国語大学英米学科卒業。1979年に渡米し、コーネル大学で化学を、ニューヨーク医科大学で基礎医学を学ぶ。その後、現地でジャーナリストとしての活動を開始、医療問題から経済まで幅広い分野の取材・執筆を行う。1997年に帰国した後も頻繁に取材のため渡米。米国の最新事情に精通している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)