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市民社会とは何か 基本概念の系譜

平凡社新書 559

出版社名 平凡社
出版年月 2010年12月
ISBNコード 978-4-582-85559-3
4-582-85559-8
税込価格 1,034円
頁数・縦 351P 18cm

商品内容

要旨

市民社会(civil society)とは、国家とは別の「民間部門」なのか。それとも、「公共部門」とは別の、人々の連帯なのか。社会科学の基本中の基本概念を、西洋古代から現代の日本まで的確に説き起こした待望の概説書、必携の教科書。

目次

序章 「市民社会」とは何か
第1章 「国家共同体」としての「市民社会」―アリストテレスからロックまで
第2章 「市民社会」と「文明社会」―ルソー・ファーガスン・スミス
第3章 「市民社会」概念の転換―ガルヴェ訳『国富論』とヘーゲル
第4章 「市民社会」から「資本主義社会」へ―ヘーゲルとマルクス
第5章 「市民社会」という日本語の成立
第6章 市民社会派マルクス主義
第7章 “市民社会論”の終焉
第8章 現代の「市民社会」論
終章 「市民社会」とは何だったのか

著者紹介

植村 邦彦 (ウエムラ クニヒコ)  
1952年愛知県生まれ。一橋大学大学院博士課程修了(社会学博士)。現在、関西大学経済学部教授。専門は社会思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)