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大本営参謀は戦後何と戦ったのか

新潮新書 400

出版社名 新潮社
出版年月 2010年12月
ISBNコード 978-4-10-610400-8
4-10-610400-8
税込価格 880円
頁数・縦 255P 18cm

商品内容

要旨

大本営参謀たちにとって、敗戦は「戦いの終わり」を意味しなかった。彼らは戦後すぐに情報・工作の私的機関を設立し、インテリジェンス戦争に乗り出したのである。国防軍の再興を試みた者、マッカーサーの指示で「義勇軍」を作った者、そして吉田茂暗殺を企てた者…。五人の誇り高き帝国軍人は何を成し遂げようとしたのか。驚愕の事実がCIAファイルには記録されていた。機密文書から読み解く昭和裏面史。

目次

第1章 戦後の「軍閥」と「地下政府」
第2章 国防軍を夢見た男―河辺虎四郎ファイル
第3章 マッカーサーの「義勇軍」を率いた男―有末精三ファイル
第4章 吉田茂暗殺計画の首謀者にされた男―服部卓四郎ファイル
第5章 変節しなかったトリプル・エージェント―辰巳栄一ファイル
第6章 第三次世界大戦アメリカ必敗論を説いた男―辻政信ファイル

著者紹介

有馬 哲夫 (アリマ テツオ)  
1953(昭和28)年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得。93年ミズーリ大学客員教授。現在、早稲田大学社会科学部・大学院社会科学研究科教授(メディア論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)