• 本

1949年の大東亜共栄圏 自主防衛への終わらざる戦い

新潮新書 573

出版社名 新潮社
出版年月 2014年6月
ISBNコード 978-4-10-610573-9
4-10-610573-X
税込価格 858円
頁数・縦 253P 18cm

商品内容

要旨

一九四九年、中国・山西省でまだ日本兵たちは戦っていた。彼らだけではない。帰国した大本営参謀、軍人や児玉誉士夫らは、「理想」の実現を諦めずに戦い続けていたのである。ある者はアメリカと手を結んで反共活動に身を捧げ、ある者は日本軍復活のために奔走し、ある者は政界工作に突き進んだ。その活動はいつしか、東アジア全体へと波及していく。CIA文書など発掘資料をふんだんに使いながら描く、戦後の裏面史。

目次

第1章 敗れざる者たち―一枚目の絵
第2章 国民党の参謀となった大本営参謀―二枚目の絵
第3章 国防再建と秘密機関―三枚目の絵
第4章 国粋主義者たちの祖国再建―四枚目の絵
第5章 「国際義勇軍」と警察予備隊―大きな絵
第6章 宇垣派を分裂させた朝鮮戦争―分かれていく絵
第7章 遠ざかっていく自立自衛―絵にならなかった絵
第8章 しのびよる戦後―フェードアウトする絵

著者紹介

有馬 哲夫 (アリマ テツオ)  
1953(昭和28)年生まれ。早稲田大学社会科学部・大学院社会科学研究科教授(メディア論)。早稲田大学第一文学部卒業。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得。93年ミズーリ大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)