「あたしは、あたし。」

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• （有）フジヤ書店 （北海道網走市）

益田ミリさんの「すーちゃん」が、文庫化で登場です。30代独身のすーちゃん、今のままの自分はイヤだけど、なりたい自分もわからない。カフェで働きながら一人悩みます。まいちゃんは営業で働く美人の友人。不倫中だけど別れられずにいます。そんな二人が、日々の生活の中で自分を変えよう！と行動したり、これでいいのか？と苦しんだりする姿は、きっと読者の共感を得られるはず。他人の人生に口出ししたい人を鬱陶しく思い、幸せを目指して生きるって正しいこと？とつぶやくすーちゃん。私にキャベツ丸ごと１個買う日は来るの？（共感大！）とつぶやくまいちゃん。でも「迷った時は人に相談せず、自分で迷って考える」「傷ついた時に、友人とのおしゃべりで気を晴らさない。傷つくことは正しいこと」と、たくましい一面も見せるすーちゃん。一人で生活することで、落ち込んだりくよくよすることもあるけれど、ぐっすり眠ったら次の日は頑張る！そんなすーちゃんに元気の素をいただきました。

（2009年8月10日）