飛ぶ孔雀
| 出版社名 | 文藝春秋 |
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| 出版年月 | 2018年5月 |
| ISBNコード |
978-4-16-390836-6
(4-16-390836-6) |
| 税込価格 | 2,200円 |
| 頁数・縦 | 243P 20cm |
商品内容
| 文学賞情報 |
2018年
第46回
泉鏡花文学賞受賞 |
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| 要旨 |
庭園で火を運ぶ娘たちに孔雀は襲いかかり、大蛇うごめく地下世界を男は遍歴する。伝説の幻想作家、待望の連作長編小説。 |



出版社・メーカーコメント
シブレ山の石切り場で事故があって、火は燃え難くなった。シブレ山の近くにあるシビレ山は、水銀を産し、大蛇が出て、雷が落ちやすいという。真夏なのに回遊式庭園で大茶会が催され、「火を運ぶ女」に選ばれた娘たちに孔雀は襲いかかる。――「T 飛ぶ孔雀」 秋になれば、勤め人のKが地下の公営浴場で路面電車の女運転士に出会う。若き劇団員のQは婚礼を挙げ、山頂の頭骨ラボへ赴任する。地下世界をうごめく大蛇、両側を自在に行き来する犬、男たちは無事に帰還できるのか?――「U 不燃性について」 伝説の幻想作家、8年ぶりとなる連作長編小説。「彗星のごとく戻ってきた山尾悠子が新たな神話圏を築いた」(清水良典氏)