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愛する意味

光文社新書 1010

出版社名 光文社
出版年月 2019年6月
ISBNコード 978-4-334-04416-9
4-334-04416-6
税込価格 858円
頁数・縦 212P 18cm

商品内容

要旨

愛が欲しければ、愛するしかない。感動のロングセラー『生きる意味』出版から14年。生きる意味の核心である「愛」についての熱い提言!

目次

第1章 私はなぜ、愛の不毛地帯にいるのか
第2章 恋愛結婚はなぜ失敗するのか
第3章 トランスフォーメーション・ワーク―自分を書き換えるレッスン
第4章 再び、承認されたいという思いが湧き上がるとき
第5章 もっと恋せよ、日本人!愛する意味を探求しよう
第6章 愛は偽りの秩序を更新する

おすすめコメント

今の日本は、愛の不毛地帯だ。同調圧力に負けて個性を喪失した大人、未来に夢を持てない若者が増え、経済格差よりも、心の貧しさに苦しむ人が多い。これからの私たちに必要なのは、「愛されるより、愛する人になる」ということ。愛することを始めること、それは自分自身を揺り動かすエネルギーを発見すること。どうしたら利他的な社会、愛に満ちた社会をつくれるのか? 世界各国の「癒し」「宗教」を研究してきた文化人類学者が、利己化する世界へ向けて警鐘を鳴らす。

著者紹介

上田 紀行 (ウエダ ノリユキ)  
文化人類学者、医学博士。東京工業大学教授。リベラルアーツ研究教育院長。1958年生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。岡山大学で博士(医学)取得。’86年よりスリランカで「悪魔祓い」のフィールドワークを行い、その後「癒やし」の観点を最も早くから提示し、生きる意味を見失った現代社会への提言を続けている。日本仏教再生に向けての運動にも取り組み、2005年にはスタンフォード大学仏教学研究所フェローとして講義を行う。東工大学内においては、学生による授業評価が全学1200人の教員中第1位となり、’04年に「東工大教育賞・最優秀賞」(ベスト・ティーチャー・アワード)を学長より授与された。代表作『生きる意味』(岩波新書)は、’06年全国大学入試において40大学以上で取り上げられ、出題率第1位の著作となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)