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過労死110番 働かせ方を問い続けて30年

岩波ブックレット No.1009

出版社名 岩波書店
出版年月 2019年10月
ISBNコード 978-4-00-271009-9
4-00-271009-2
税込価格 572円
頁数・縦 59,4P 21cm

商品内容

要旨

「過労で人が死ぬはずがない」とされ、「急性死」といわれていた当初から、遺族の声なき声に耳を傾けてきた無料電話相談「過労死110番」。今や「KAROSHI」は、英語の辞書にも載る日本発の言葉となった。だが、依然として過労死・過労自殺が減る兆しは見えない。今、改めて過労死をなくすために、どういった取り組みが必要なのか。考える出発点として、その救済の歩みをたどり、現在の課題を見据える。

目次

過労死の現状と「働き方改革」の行方
過労死110番の三〇年
取材を通して考える
遺族の話・1 夫を、そして父を家庭に取り戻すために
遺族の話・2 夫の生きた証、一〇年九か月の闘い
遺族の話・3 まるで無法地帯の職場が奪った息子の命
リレートーク 「過労死」を死語に

著者紹介

森岡 孝二 (モリオカ コウジ)  
1944‐2018年、関西大学名誉教授、経済学博士(京都大学)。専門は企業社会論、株主オンブズマン代表、大阪過労死問題連絡会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)