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生命保険の不都合な真実

光文社新書 1035

出版社名 光文社
出版年月 2019年11月
ISBNコード 978-4-334-04443-5
4-334-04443-3
税込価格 946円
頁数・縦 273P 18cm

商品内容

要旨

人の安心を守るために生まれた生命保険が、逆に安心を奪っている?銀行で販売が拡大する「外貨建て保険」。為替変動など重要リスクの説明はおざなりで、高齢者からの苦情は急増。当事者意識の薄い銀行に、強く言えない生保。「共犯関係」がトラブルを助長する。ハワイ旅行に五輪チケット、乗り合い代理店にはなくならない過剰報酬。甘い言葉で中小企業経営者を狙いうちする「節税保険」。衝撃的なかんぽ生命の「不正販売」は氷山の一角にすぎない。無理な営業や商品開発の背景には何があるのか。自浄作用は期待できるのか。当局はどう対応するのか…。朝日新聞経済部の若手記者が暴く、生命保険業界の「不都合な真実」。

目次

第1章 空虚な最高益
第2章 安心を奪う「外貨建て保険」
第3章 生保と銀行の「共犯関係」
第4章 「営職」vs.「乗り合い」
第5章 「節税保険」の罠
第6章 かんぽ生命は、闇だらけ

おすすめコメント

人の安心を守るために生まれた生命保険が、いま、人の安心を奪っている――。その代表例が、近年増え続ける「外貨建て保険」だ。為替変動による「元本割れリスク」や「多額の手数料」などは一切説明せず、高齢者を狙い撃つ凶悪さゆえ、ついには金融庁が規制に入った。禁じ手である「手書きメモ」を使う生保レディ、強引な「ノルマ営業」に勤しむ販売代理店や銀行など、生保業界は問題だらけとなっている。生命保険が腐っていった背景には、何があったのか。金融庁や国税庁などの当局は、どのような対応をとるべきなのか。朝日新聞経済部の若手記者が暴く、生保業界の「不都合な真実」。

著者紹介

柴田 秀並 (シバタ シュウヘイ)  
1987年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。2011年、朝日新聞入社。広島総局や西部報道センター(福岡)経済グループなどを経て、’18年から東京経済部に所属。保険や銀行担当を経て現在は金融庁を担当し、かんぽ生命の不適切販売問題も取材している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)