• 本

「低度」外国人材 移民焼き畑国家、日本

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2021年3月
ISBNコード 978-4-04-106968-4
4-04-106968-8
税込価格 1,980円
頁数・縦 260P 20cm

商品内容

要旨

日本政府をはじめ、公的機関が使用している言葉、「高度外国人材」。ならば、国の定義とは真逆の人材も存在する。そして、日本社会はそのような「『低度』外国人材」にこそ強く依存しており、彼らを必要としているのが実態だ。彼らは紋切り型報道で描かれるような絶対的な弱者でもなく、敵でもない。3年に亘り中国、ベトナム、日本各地を回り、“生身の姿”に迫ったディープルポ!

目次

第1章 コロナ、タリバン、群馬県―隣人は平和な「イスラム原理主義者」
第2章 「兵士」たちの逃亡と犯罪―主役は中国人からベトナム人へ
第3章 頼りなき弱者―ベトナム「送り出し」業者に突撃してみれば
第4章 “低度”人材の村―ウソと搾取の「破綻した制度」
第5章 「現代の奴隷」になれない中国人―稼げない日本に見切りをつけるとき
第6章 高度人材、低度人材―「日本語だけは上手い」元技能実習生
第7章 「群馬の兄貴」の罪と罰―北関東家畜窃盗疑惑の黒い霧

おすすめコメント

@

出版社・メーカーコメント

「ルームメイトは逃亡しました」紋切型報道では描かれないディープルポ!技能実習生に留学生。政府が定義する「高度人材」ではない外国人の方が圧倒的多数である。3年にわたって中国、ベトナム、日本各地を回り、弱者でも敵でもない、生身の彼らの姿を大宅賞作家が描いた傑作ルポ!

著者紹介

安田 峰俊 (ヤスダ ミネトシ)  
1982年滋賀県生まれ。ルポライター。立命館大学人文科学研究所客員協力研究員。立命館大学文学部東洋史学専攻卒業後、広島大学大学院文学研究科博士前期課程修了。2018年に『八九六四「天安門事件」は再び起きるか』(KADOKAWA)で第5回城山三郎賞、19年に第50回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)