• 本

その話は今日はやめておきましょう

毎日文庫 い2−1

出版社名 毎日新聞出版
出版年月 2021年4月
ISBNコード 978-4-620-21035-3
4-620-21035-8
税込価格 825円
頁数・縦 314P 15cm

365Booksのおすすめ

何だかわからない不穏な雰囲気。その要因は「その話」なのでしょう。
ついつい核心に触れることが怖くて後回しにしてしまう現実。最後は己で解決しなければ。
一人の青年の出現で揺らぎはじめる夫婦の日常。「老いゆく者」の心境に迫る、井上荒野の新境地。

365Booksとは?

  • 本の問屋・トーハンが本屋さん向けに発信しているトレンド&商品情報です。
    このコーナーではマスコットキャラクターの棚忍者とナビヘビちゃん(の中の人)が読者の方に今オススメしたい1冊をご紹介します。

商品内容

要旨

定年後の日々を、趣味のクロスバイクを楽しみながら穏やかに過ごす昌平とゆり子。ある日、昌平が転倒事故を起こし、一人の青年・一樹が家事手伝いとして夫婦の家に通い始める。彼の出現を頼もしく思っていた二人だったが、やがてゆり子が家の中の異変に気づき…。著者の新境地となった第35回織田作之助賞受賞作。

著者紹介

井上 荒野 (イノウエ アレノ)  
1961年、東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。1989年「わたしのヌレエフ」でフェミナ賞を受賞し、デビュー。2004年『潤一』で島清恋愛文学賞、2008年『切羽へ』で直木賞、2011年『そこへ行くな』で中央公論文芸賞、2016年『赤へ』で柴田錬三郎賞、2018年『その話は今日はやめておきましょう』で織田作之助賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)