商品内容
| 要旨 |
綺麗な着物を着せたる。道楽者の父の言葉に誘われて、十二歳だった私は、気がつけば大阪で舞妓見習いをしていた。それからは苦界を生きて、生きて、生き抜いた。十四の時に切り落として旦那に突きつけた小指は、いつの間にか遠い過去になっていた―。芸妓、社長夫人、映画女優を経て、38歳で出家。明治から昭和を走り抜けた、ある女性の流転の日々。 |
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朱より赤く 高岡智照尼の生涯
窪美澄/著
小学館
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BK
出版社・メーカーコメント
父は大酒呑みの鍛冶職人だった。母とは2歳で死別した。綺麗な着物を着せたる、という父の誘うような言葉に乗じて、12歳だった彼女は、気が付けば菜乃葉の名で大阪にて舞妓見習いをさせられていた。