• 本

刑法的思考のすすめ 刑法を使って考えることの面白さを伝えたいんだよ!

未来のわたしにタネをまこう 02

出版社名 大和書房
出版年月 2022年4月
ISBNコード 978-4-479-39379-5
4-479-39379-X
税込価格 1,870円
頁数・縦 269P 19cm

書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍

要旨

法治国家である日本では、国民の意志によって定められた法律によって争いの解決が図られ、安心して暮らせる社会が実現している。基本となる法律は「六法」と呼ばれるが、その中に含まれる「刑法」は、犯罪に対する処罰の基準を定めたものだ。刑法を使う場面では、研ぎ澄まされた論理的思考が必要になる。本書では、刑事裁判などで有罪無罪や量刑を判断する際に使われる思考を「刑法的思考」と名付け、実際の事件や、それをモデルにした、あるいは架空の事例を挙げながら、いかなる方法で、どういうことに気をつけながら思考すべきかを解説。条文を覚えるのではない、エキサイティングな「思考戦」である刑法学の魅力を伝えている。刑法には「どう考えるか」は書かれていないため、条文やその中にある文言をどう解釈するか、という正解のない問いを考えていかなければならない。そのための刑法的思考は、あらゆる場面で役立つロジカルシンキングのトレーニングにもなるという。著者は刑法学者で、早稲田大学社会科学総合学術院教授。大学では「刑法総論」「刑法各論」の授業を担当。刑法の基礎原理や刑罰を使うことのできる理論的な限界について研究している。なお、ダイジェストで事例に登場する人物はすべて仮名であり、実在するいかなる個人も示すものではない。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2022年5月11日]

商品内容

要旨

よりよい社会はどうすればつくれるのか?法を使って問題を解決していく、論理的かつクリエイティブな“思考戦”を体験せよ!有罪か?無罪か?刑法の現場ではギリギリの思考戦が繰り広げられている。ロジカルシンキングの結晶とも言える刑法的思考で、論理的思考力を養おう!熱量たっぷり!エキサイティングな法学講座、開講!

目次

1 刑法的思考の前に:本書でやろうとしていること
2 殺人罪(刑法199条)を使って考える(「人を殺した」とはどういうことか(その1)
「人を殺した」とはどういうことか(その2) ほか)
3 身近な犯罪を使って考える(窃盗罪(刑法235条)を使って考える
名誉毀損罪(刑法230条)を使って考える ほか)
4 刑法的思考の限界とその先(刑法特有の制約
新しい犯罪は作れる ほか)
5 刑法的思考の後で:刑法について知る(日本の刑法の歴史
日本の刑法の特徴 ほか)

出版社・メーカーコメント

法を使って問題を解決していく、論理的かつクリエイティブな【思考戦】を体験せよ!ポップでポップでエキサイティングな法学講座開講!有罪か?無罪か?刑法の現場ではギリギリの思考戦が繰り広げられている。「刑法的思考」とはその数多の思考戦の中から抽出されたロジカルシンキングの結晶のようなもの。物事を論理的に考え、批判的に検討し、多角的に分析する、そのような思考の補助ツールとなってくれる。本書では、実際の事件や事例から刑法を使って考えることの面白さを熱量たっぷりにお伝えします!

著者紹介

仲道 祐樹 (ナカミチ ユウキ)  
刑法学者。早稲田大学社会科学総合学術院教授。1980年大分県生まれ。大学では「刑法総論」「刑法各論」の授業を担当。刑法の基礎原理や刑罰を使うことのできる理論的な限界について研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)