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AI翻訳革命 あなたの仕事に英語学習はもういらない

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2022年8月
ISBNコード 978-4-02-332263-9
4-02-332263-6
税込価格 1,980円
頁数・縦 271P 19cm

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要旨

人工知能(AI)が一般のビジネスや身近な日常生活でも利活用されるようになってきた。とくに、英語が不得手なケースが多い日本人には、自動翻訳の進歩が期待されるところだ。かつては誤訳が多く、日本語になっていないなど、不信感が持たれがちだった自動翻訳だが、今では驚くほど精度が向上している。本書では、日本におけるトップクラスの自動翻訳研究者の一人が、日進月歩で精度を上げてきている、AIを活用した自動翻訳の最前線を詳説。開発の歴史や、簡単な技術解説などを交え、自らがかかわるプロジェクトを含めた将来の可能性にも言及している。著者らが実施した実験によると、今の自動翻訳はTOEIC900点レベルの実力を持っており、この20年で350点もアップした。これほどまでに進化した背景には、AIに、大規模データの解析とそれによる深層学習ができるようになったことがあるのだという。著者は、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)フェロー、一般社団法人アジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)会長。日本アイ・ビー・エム東京基礎研究所、国際電気通信基礎技術研究所(ATR)を経て2007年からNICTに勤務(2016年からフェロー)。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2022年10月5日]

商品内容

要旨

自動翻訳の英語力はTOEIC900点。ビジネスも旅行も、特性と限界を知ればもっと「使える」ようになる。日本の第一人者が明かす、最新の実力と可能性。

目次

人工知能による自動翻訳は使える!
日本を超・開国する、自動翻訳で
自動翻訳とコロナ禍
自動翻訳と鋏は使いようだ
人工知能による翻訳の仕組み
自動翻訳は過去の翻訳データを栄養にすくすく育つ
翻訳品質をコンピューターで評価する
研究開発は波瀾万丈だ―自動翻訳開発の歴史
「同時通訳」は2025年に自動化できる
自動翻訳を取り込んだ「新たな」翻訳
自動翻訳と英語教育

出版社・メーカーコメント

近年急速に精度が上がっている自動翻訳(AI翻訳)。TOEIC900点に達したという最新の実力や使いこなすコツ、今後の可能性などを日本における自動翻訳研究の第一人者が解説。自動翻訳の進化で翻訳業界や英語教育がどう変わっていくのかなども考察する。

著者紹介

隅田 英一郎 (スミタ エイイチロウ)  
国立研究開発法人情報通信研究機構フェロー。一般社団法人アジア太平洋機械翻訳協会会長。電気通信大学大学院修士課程修了。京都大学大学院博士(工学)。日本アイ・ビー・エム東京基礎研究所、国際電気通信基礎技術研究所(ATR)を経て2007年から情報通信研究機構(NICT)に勤務(2016年からフェロー)。2010年に音声翻訳のスマホアプリ「VoiceTra(ボイストラ)」、2014年にテキスト翻訳サイト「TexTra(テキストラ)」を公開。2017年から総務省と協力して自動翻訳の高精度かのために「翻訳バンク」を運営。また、音声翻訳の国家プロジェクト「グローバルコミュニケーション計画2025」を推進中。日本オープンイノベーション大賞総務大臣賞など受賞。40年にわたり自動翻訳の研究開発に携わり、後進の育成、研究マネジメントに加え、現在は、進化を続ける自動翻訳技術の広報活動にも力を入れる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)